そらのね学園*オルタナティブな小学校

「そらのね学園」は、2018.5〜2021.4に埼玉にあった、小学生のための小さな学びの場。

不登校セミナーのお知らせ

なかなかそらのね学園での様子を
更新できずにおりますが、
取り急ぎ今週末のこんなイベントのお知らせです。

『保護者や教員のための不登校セミナー』

令和元年度 第2回 保護者と教員のための不登校セミナー - 埼玉県教育委員会

気づくのが遅くて、私は他の予定を入れてしまいました😨
高崎まで行ってきます〜。

必要な方に届きますように。

こんな授業もありだよ!

そらのね学園では、 普通の小学校とは違うので

こんな不思議な授業もあります。

10月の授業の一コマです。

スプーン曲げ、できるかな?

午前中は、なんとスプーン曲げに挑戦!

スプーン曲げ?そんなことできるの?

力で曲がっちゃうんじゃないの?って

やってみる前はいろんな憶測が巡っていたけれど、

やってみると、Aちゃんはヒョイって曲げられて、

大人のほうが、曲がらない〜!という事に。

Aちゃんもテンションあがって、お母さんをびっくりさせよう!とか

私ってすごい〜ってなっていました。

曲がるイメージを数字を使って頭に思いえがきやっていきます。



日常の目標設定へ

自分には実現する力があるって実感したら、

今度は数字で目標設定!

例えば、お小遣い50円アップ!とかと伝えると、

Aちゃんは、月末に行うそらのねマーケットまでに

作品を60個作る!としました。

具体的な数字が出たのなら、

じゃあそれを実現するには、何をしたらいい?と

さらに具体的な行動を考えていきます。

1日に5個作ればいい!

それならできそう!と、なりました。

さあ、この目標、どうなるでしょうか?



自分を信じることは誰にでもできる!

最後にもう一度、スプーン曲げができちゃったAちゃんを振り返り、

自分には実現できる力がある、

信じることができる、と再確認!

目標を設定したら、具体的なことを考えるといい、とAちゃんも呟いていました。

そしてAちゃんは口癖、「どうせ私なんか…」と自信なげにいつも必ず言うのですが、

この日は一度も出てきませんでした!



『科学者が教える、 子育て 成功への道』の本の中に6つのCが出て来ますが、

その一つ、「confidence」コンフィデンス「自信」を引き出す授業として

今回のプログラムを考えてみました。

小学生時代の体験は、

生き抜く力の土台‼️

楽しく心に残ることを

そらのね学園では、

続けていこうと思います!



午後は勲章作り。

先週造幣局で見てきた勲章を

写真でもう一度見てから、

勲章ってどんな時に贈られるのか、

自分の感じたことを言葉にして、

じゃあ、その思いを込めて、

誰かに勲章を作ってみようとなりました。

最初、お父さん、お母さんのために作っていたAちゃん。

自分の分も作る、となりました。

自分の中のすごいところ、

頑張ってるところを、改めて感じたことと思います。

そんな自分にも贈りたくなったようです。

キラキラな勲章は、この日は乾かず、

月末に完成することでしょう。

今回の「スプーン曲げ」は、北海道の翡翠さんに伝授していただきました。

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お金っておもい〜⁉︎

ずいぶんとご無沙汰しておりました。

そらのね学園の様子をお知らせします。

10月9日晴れ 

この日はお金の授業!!@さいたま新都心でした。

気持ちの良い秋晴れで、お部屋を飛び出しての校外授業にピッタリの日でした。

 

 

お金って、何で大切なの?

まず午前中は、新都心駅から造幣局に向かいました!!

造幣局では硬貨を製造する工場に、お金の歴史や種類について学ぶ博物館が併設されています。

「お金って何だろう?」「ないと困るもの。」今の生活には欠かせない、

毎日のように使ってるお金だけど、その役割や意味について探究していきます。

まずは、体験コーナーで、1円玉で❍万円、何十万円の重さを体感しましたよ。

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それから昔の小判が入っている千両箱。うわ~っ、本当に重い!!

昔の泥棒さんはこんなの持ち出してたとしたら、大仕事だったよね(笑)。

 

展示コーナーでは、造幣局の歴史からスタート。

造幣局はお金を作るだけでなく、レンガを作ったり、

当時海外からの最新技術が入ってくる場所だったんだね。

外国人の技術者が働くようになって、日曜日が休みになったり、、

今では当たり前の習慣がこうやって始まりました。

 

そして、勲章や記念硬貨の美しさにみんな息をのみました。

古代から様々な知恵が引き継がれ、進化してきたお金。

今やスイカスマホでも支払いができる。

でも、どんなお金も、これが”●●円だね”とみんなが認識し、

信頼するから成り立っている。改めてお金の役割、考えさせられました。

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記念コインの数々。

 

 

モノの値段とお金

お昼はcocoonに移動し、フードコートでみんなそれぞれ好きなおうどんを買って、食べました。

引き続き、お金の授業。

今度はものの値段はどう決まるのか?にテーマが移ります。

天ぷらなどもつけて、、さて、うどんの値段は全部でいくらになったでしょう?

いくらお金を払ったでしょう?

食べ終わったら、同じcocoon内のヨーカ堂に移動し、

今度はうどん麺はいくら?ネギはいくら?などなど、

うどんを作るのに必要であろう材料の値段を調べました。

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うどんの材料の値段と、うどん屋さんで売っているうどんの値段。

この差はなんだろうって考えて話し合ってみました。

お店の中では、一生懸命作ってる人がいます。その分が高いのかな?

お店の人達は、仕事は分担してるけれど、

美味しいうどんをお客様に食べてもらいたい、

その思いが一致した時、最高のうどんを食べる場が出来上がると思います。


そしてお客さんも、美味しいうどんが食べられる、と信じてお金を払う。

まずいかもって、信じられなかったら、別のお店に行きますよね。

お金が動いてるところには、信頼があるんだね、という事を実感しました。

 

今回の授業は、『探究する力』の中にある

「わたしたちが社会をつくる テーマ『信じるカネ』」をもとにしました。

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本来は7週間かけて行う内容を1日で済ませてしまったので、

プログラムも全く違ってしまい、

こども達の心に、どこまで残ったかわかりませんが

お金は信頼のうえで成り立っている、ということ。

信頼・信じるということの、一番身近な例を実感してもらい、

友達を信じる、誰かを信頼する、ということを伝えたいです。

お金は重いを体験し、お金に思いもこもってる❗️も感じた授業となりました。

 

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対話の時間は探究につながる

「親子で読書感想文~本をめぐる家族のきずな~」を昨日開催いたしました。

大竹稽先生にお願いして、

読書感想文を親子で楽しむイベントにしちゃおう!と、

さいたま市での開催を企画しましたが、

今回大型台風の接近などもあり、

オンライン講座となりました。

 

お子さん達も参加してのオンライン講座、

とってもにぎやかなものとなりました。

 

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本のあらすじから始まって、

気になるところ、などを

大竹先生やお母さんと対話しながら、

どんどん深めていきました。

 

大竹先生の課題図書にそった

感想文が書けるドリルです。

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https://www.amazon.co.jp/dp/4799324780/ref=cm_sw_r_cp_awdb_c_x78vDb3CFWDQP

 

今回、さといくとしての狙いは

感想文書いて終わりではありません。

「本などをもとに、親子で対話を深めたい!」ということ。

 

話が少し飛びますが、

そらのね学園では、探究が柱の一つになっています。

こども達は授業としては楽しめていますが、

授業をしておしまいになってしまい、

もっと探究を深められればと思っていました。

それには、やはり「対話」が必要となってきます。

今のこども達は、

「正解」を発言しようと自分の考えもそこに寄ってしまう。

自分の内側から出てきたものと同じであればいいのですが、

自分の考えに自信が持てないために、

当たり障りのない正解のような発言をしていたとしたら、もったいないです。

自分が心から感じたものを伝えることができて、

それが相手とのやりとりによって

あっちに話が飛び、こっちの思いも発見し、

そんな対話が楽しい時間となること。

そこを味わって欲しいのです!

まわり道をしてたどり着いたからこそ、

こことそこはどうつながるの?とか、

そこをもっと知りたい、となってくるのです。

 

そうした対話の時間から

好奇心がふくらんでいくことが、

そらのね学園でも目指している探究となります。(『探究する力』参考)


でも、なかなか対話がふくらまない。

その対話をふくらますことができるのは、

家族での対話の時間。

家族での対話の時間が日常的にできれば、

いつでも対話しやすくなる。

でも、対話って何を話したらいいの?

となるところを、

本を読んで感じたことを伝え合う、

そこからなら始められそう💕


先日もブログに書きましたが、

本や映画を見て、感動した後って、

誰かと話したくなることってあると思うのです。

その感覚です!

かしこまらずに、

こどもの発言に対して大人は遊び心を持ち、

お互いに感じたことを、

そのまま聞きあう。

どんな些細なことでもいいのです。

こどもの発したことから、

いろいろな着地点はあると思います。

 

そしてそのコツを、大竹先生からお聞きしました。
本ダイアローグで、

思考力・判断力・表現力を育てていくことができるとのこと。

四つの環境と四つのポイントを

お聞きしました。

気になる方は、ぜひ、大竹先生の講座を受講してみてください。
さいたま市でも、もっと人数の多い場所で、

本ダイアローグの講座を行ってほしいなと思います。

図書館や大手書店さん、

新都心あたりの大手書店さん、

大竹先生をお呼びした親子ブックダイアローグの講座開催いかがでしょうか??

 

文科省でもいわれている「主体的・対話的な深い学び」。

そらのね学園でも探究活動を柱の一つにしていましたが、

そこには「対話」を深める日常があり、

その上に成り立つものだと、改めて感じました。

 

ところで、さらに思い当たったことは、

これってすでに東京コミュニティスクールでやっていることだ、と。

探究的テーマ学習の時間があんなにスムーズに進むのは、

TCSでは対話が日常的に行われているからですね。

「よむ」授業では、一冊の本について、みんなで語り合い、味わい尽くす、

本との対話をしていく授業があります。

まさにリーディングワークショップです。

その他にも、朝の会では、

その時話題に出たことを

サークル対話で語り合う時間があります。

自由に考えを発言して伝え合い、

お互いの意見から新しい考えを発見することが、

日常的になっているのですね。

 

やはり、TCSにたどり着くのですね〜。

東京コミュニティスクール!

まだ見学されたことのない皆さまには、

ぜひおススメしたいオルタナティブスクール(小学生)です。

東京コミュニティスクール – TCSは東京都中野区にある全日制マイクロ・スクール(3歳〜12歳対象)です

発想力・表現力はどう伸ばす?

お盆休みの方も多いかと思います。

ご先祖さまに思いを馳せると、

今自分がここにこうしていることの

奇跡と感謝を感じますね。

 

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蝉が鳴いていると、ついつい木を見上げてしまうくめちゃん です。

 

さて、8/16の講座ですが、

参加者締切となりました。

ありがとうございます💖

 

大竹稽先生は、

親子感想文のことが

テレビの取材を受けたり、

200人もの参加者のいるイベントで講演されたりと、お忙しい中、

今回さいたま市でのイベントです。

 

私としては、

さいたま市の図書館や書店さんの

講演をしたら、

もっと多くの方々に、

本をはさんで親子で対話する時間を増やすきっかけになり、

良いのでは〜??と思っています。

 

親子で対話するなかで、

発想力や表現力もコツコツと力がついてきますよね。

 

一気に上げたい方は、

都内になりますが、

大竹先生のレッスンもあるようです。

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親子だからできる本をめぐる旅

面白い映画を観たあと、

誰かに話したくなったことは

ありませんか?

 

すっごくハマった漫画かもしれません。

 

ここ!このページ!

このセリフ!

なんかすっごくいいんだよね〜!

 

理由なんかよくわからない。

でも、心が揺さぶられて、

誰かにそのことを話したくなる、

そんな体験。

 

そんな「思わず誰かに話したくなる!」体験を、

一冊の本を通して、家族でおこなえたら?

それはもう、めちゃくちゃ楽しい時間になるでしょう。

 

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実は、この手法は、

学校でも時々使われている

「リーディング・ワークショップ」と、

根本は同じだと思います。

でも、それをもっと

簡単でやわらかな方法として、

さらに「対話」がふくらむように

大竹稽さんは展開されているようです。

 

こどもが感じ取った些細な部分も、

親子で共有してみることで、

思わぬところへたどり着く、

そんな時間となることでしょう。

そう、親子だからできること。

 

どんなことが起こるのか、

すごく楽しみです。

 

 

 

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新指導要領にも「主体的・対話的な深い学び」とあります。

大竹さんは、哲学対話を東京・神奈川などさまざまなお寺で開催されているので、

対話を深める方法なども、お聞きできればと思います。

 

親子で読書感想文

〜本をめぐる家族のきずな〜

【日  時】8月16日(金)13:30〜15:30

 


【場  所】下落合コミュニティセンター

   JR 与野駅下車徒歩5分

 


【参加費】2,500円

  ご兄弟姉妹でお子様の追加される場合は1500円プラスとなります。

 

 

【定  員】5家族(残2家族)

 


【課題図書】

課題図書の中から選んで頂き、読んできてください。

 


【持ち物】読んできた本、筆記用具、ノート

 


★お申込み・お問合せは

satoiku.educompass☆gmail.com

(☆→@に変えてください)

まで、件名「8/16親子で読書  申込」

次の項目を明記の上、ご連絡ください。

・参加者のお名前(親子で)

・お子さんの学年

・緊急連絡先

 

 

 

 


【講師プロフィール・大竹稽氏】

思想家、教育家、作家

株式会社禅鯤館代表取締役

平成28年東京大学総合文化研究科

地域文化研究専攻博士課程中退。

1970年愛知県生まれ。

旭丘高校から東京大学理科三類に入学するも、医学に疑問を感じ退学。その後、私塾を始める。

現場で授かった問題を練磨するために、再度、東大大学院に入学し、そこでフランス思想を研究した。

現在は私塾を開きながら、共生問題と死の問題に挑んでいる。

編著書:「超訳モンテーニュ」「賢者の智慧の書」「読書感想文書き方ドリル」ほか多数

お寺での定期講座:港区三田龍源寺、渋谷区広尾香林院、鎌倉浄智寺、鎌倉正統院、横浜市磯子区杉田東漸寺ほか

 

本をめぐる家族の対話の講座詳細は
こちらから↓

親子で読書感想文〜本をめぐる家族のきずな〜www.facebook.com

 

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読書感想文から家族で本を楽しむ💕

夏休み、頭のいたい宿題の1つ、
読書感想文。

我が家のこども達も、

なっかなか始められず、

見ていて頭いたかったです。

 

感想文が書きやすい本とかもあるよな〜って思ってました。

 

そして、出会ったのです‼️
読書感想文の書き方を教えていらっしゃる方。
しかも、コツだけ伝えて、

やっつけで宿題を終わらせるって事ではありません‼️

 

感想文は単なるきっかけでした。
本をめぐって家族でコミュニケーションしていけば、
家庭が豊かになっていくってことですよね。

 

我が家はマンガでした。
息子が中1の時、家族そろって、
スラムダンクにはまりましたが、
その話になると、今でも盛り上がりますよ〜。
名言もいっぱいあって、
受験の頃は、その言葉が支えとなりました。旦那は写真のようなものをこども達にプレゼントしてました。

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感想を言い合って家族が盛り上がるのは
TVドラマや映画かもしれないし。

 

そして、本の場合も
世界が広がりますね。
どんな風に広がっていくのか。

 

感想文の書き方から始まる
家族の対話の時間。

 

講師の大竹稽さんは、
哲学対話も行なっていらっしゃる方です。

東大医学部に進学するも、疑問をもち、

フランス文学から哲学へと切り替えました。


ご家庭で、どんな風に対話を深めていくのかなどもお聞きできると思います。

 

宿題に関係なく、
お子さんと本とご家族を
深めていくにはどうしたらいいのかな?と思われている方も
ご参加お待ちしております。

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親子で読書感想文

〜本をめぐる家族のきずな〜

【日  時】8月16日(金)13:30〜15:30

 


【場  所】下落合コミュニティセンター

   JR 与野駅下車徒歩5分

 


【参加費】2,500円

  ご兄弟姉妹でお子様の追加される場合は1500円プラスとなります。

 

 

【定  員】5家族(残3家族)

 


【課題図書】

課題図書の中から選んで頂き、読んできてください。

 


【持ち物】読んできた本、筆記用具、ノート

 


★お申込み・お問合せは

satoiku.educompass☆gmail.com

(☆→@に変えてください)

まで、件名「8/16親子で読書  申込」

次の項目を明記の上、ご連絡ください。

・参加者のお名前(親子で)

・お子さんの学年

・緊急連絡先

 

 

 

 


【講師プロフィール・大竹稽氏】

思想家、教育家、作家

株式会社禅鯤館代表取締役

平成28年東京大学総合文化研究科

地域文化研究専攻博士課程中退。

1970年愛知県生まれ。

旭丘高校から東京大学理科三類に入学するも、医学に疑問を感じ退学。その後、私塾を始める。

現場で授かった問題を練磨するために、再度、東大大学院に入学し、そこでフランス思想を研究した。

現在は私塾を開きながら、共生問題と死の問題に挑んでいる。

編著書:「超訳モンテーニュ

「賢者の智慧の書」

「読書感想文書き方ドリル」ほか多数

お寺での定期講座:

港区三田龍源寺

渋谷区広尾香林院

鎌倉浄智寺

鎌倉正統院

横浜市磯子区杉田東漸寺

ほか

 

本をめぐる家族の対話の講座は
こちらから↓

親子で読書感想文〜本をめぐる家族のきずな〜