そらのね学園*オルタナティブな小学校

「そらのね学園」は、2018.5〜2021.4に埼玉にあった、小学生のための小さな学びの場。

お金っておもい〜⁉︎

ずいぶんとご無沙汰しておりました。

そらのね学園の様子をお知らせします。

10月9日晴れ 

この日はお金の授業!!@さいたま新都心でした。

気持ちの良い秋晴れで、お部屋を飛び出しての校外授業にピッタリの日でした。

 

 

お金って、何で大切なの?

まず午前中は、新都心駅から造幣局に向かいました!!

造幣局では硬貨を製造する工場に、お金の歴史や種類について学ぶ博物館が併設されています。

「お金って何だろう?」「ないと困るもの。」今の生活には欠かせない、

毎日のように使ってるお金だけど、その役割や意味について探究していきます。

まずは、体験コーナーで、1円玉で❍万円、何十万円の重さを体感しましたよ。

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それから昔の小判が入っている千両箱。うわ~っ、本当に重い!!

昔の泥棒さんはこんなの持ち出してたとしたら、大仕事だったよね(笑)。

 

展示コーナーでは、造幣局の歴史からスタート。

造幣局はお金を作るだけでなく、レンガを作ったり、

当時海外からの最新技術が入ってくる場所だったんだね。

外国人の技術者が働くようになって、日曜日が休みになったり、、

今では当たり前の習慣がこうやって始まりました。

 

そして、勲章や記念硬貨の美しさにみんな息をのみました。

古代から様々な知恵が引き継がれ、進化してきたお金。

今やスイカスマホでも支払いができる。

でも、どんなお金も、これが”●●円だね”とみんなが認識し、

信頼するから成り立っている。改めてお金の役割、考えさせられました。

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記念コインの数々。

 

 

モノの値段とお金

お昼はcocoonに移動し、フードコートでみんなそれぞれ好きなおうどんを買って、食べました。

引き続き、お金の授業。

今度はものの値段はどう決まるのか?にテーマが移ります。

天ぷらなどもつけて、、さて、うどんの値段は全部でいくらになったでしょう?

いくらお金を払ったでしょう?

食べ終わったら、同じcocoon内のヨーカ堂に移動し、

今度はうどん麺はいくら?ネギはいくら?などなど、

うどんを作るのに必要であろう材料の値段を調べました。

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うどんの材料の値段と、うどん屋さんで売っているうどんの値段。

この差はなんだろうって考えて話し合ってみました。

お店の中では、一生懸命作ってる人がいます。その分が高いのかな?

お店の人達は、仕事は分担してるけれど、

美味しいうどんをお客様に食べてもらいたい、

その思いが一致した時、最高のうどんを食べる場が出来上がると思います。


そしてお客さんも、美味しいうどんが食べられる、と信じてお金を払う。

まずいかもって、信じられなかったら、別のお店に行きますよね。

お金が動いてるところには、信頼があるんだね、という事を実感しました。

 

今回の授業は、『探究する力』の中にある

「わたしたちが社会をつくる テーマ『信じるカネ』」をもとにしました。

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本来は7週間かけて行う内容を1日で済ませてしまったので、

プログラムも全く違ってしまい、

こども達の心に、どこまで残ったかわかりませんが

お金は信頼のうえで成り立っている、ということ。

信頼・信じるということの、一番身近な例を実感してもらい、

友達を信じる、誰かを信頼する、ということを伝えたいです。

お金は重いを体験し、お金に思いもこもってる❗️も感じた授業となりました。

 

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