そらのね学園*オルタナティブな小学校

「そらのね学園」は、2018.5〜2021.4に埼玉にあった、小学生のための小さな学びの場。

自由への教育、その後

8月に入りましたね。

暑い日が続きますが、いかがお過ごしでしょうか?

 

 

なんだか私にとって

7月はとっても濃〜い時間が流れた

月でした。

 

その中の1つが、

念願のみんみんさんをお呼びしての講座。

 

なかなか自分ではまとめられなかった

ところ、

tayorakoさんが、すっごくわかりやすく

まとめてくださいました。

ありがとうございます😊

 

 

【HSC・不登校】協調性や社会性を重視される教育から個が尊重される社会へ、今わたしが出来ること - たよらこそだてwww.tayorako.com

 

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子育ての「問い」を重ねる

子ども達は、

ただ伝えられた知識を覚えるだけで終わるのか、

それをもとに、知恵として自分の経験へと落とし込めるのか?

 


7月11日(木)の「自由への教育」の

講師のいのうえさんから、

メッセージをいただきました。

 


以下、転載します。

***** *****

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知ってる~!というのと、

やってる~!には

ものすごい差があります。

知識に留めるか、

知恵として活用するか、

それはその学びがどこまで

本人に届いているかというところも大きいでしょう。

 

また、子どもたちが知識を学び、

有効に活用できるようになるためには、

知識を覚えさせるだけではなくて、

それを解釈する感覚も同時に育てる必要があります。

 

届く言葉がけと身体作り。

 

このふたつに取り組んで始めて子どもたちは「学んだ」と感じられることでしょう。

 


最近、

対話型教育とか

アクティブラーニングなどが盛んに言われてるけど、

70年代にすでにそれを実践してた教育者がいます。

それが林竹二さん。

林先生の湊川高校での授業を

映画で見たときの感動はいまでも鮮明に思い出せます。

 

今回、お話会を期に

自分の教育遍歴を辿ってみたら、

林先生や無着先生の著書や授業、

考えなどに20歳前半で触れていたことが大きかったことに気付きました。

 

ここが教育への問いのスタートだったのか! 

そこから、灰谷健次郎さんや

竹内敏晴さんとつながって、

竹内レッスンを受けたのだった。

竹内レッスンで、身体と言葉の密接な関係を学んだことは、

その後の子どもとの関わりにこれまた影響大だった。

身体を変えてかないと、

行動も変わらない。

だから、子どもには口でああだこうだと言ったことがない。

できるようになるために必要な動きをしたらいいだけ。

 


で、11日の埼玉でのお話会。

シュタイナー教育

この林先生が言うところの

真髄みたいなのに共通項があって、

要は感情の取り扱いなんだけど、

その抜粋をお話をします。

子育ての悩みじゃなかった! 

自分の中の矛盾や無意識との統合こそが課題だったと気づいたら、

また子どもの行動への捉え方が変わってくるでしょう。

多分、いらいらも怒ることもなくなるかと。

そこ興味ある方はぜひ! 

 


「自立」って子どもじゃなくて

自分の問題なんだよね。

自分の内面を正しく見る訓練を積まないと、真に自立できない。

親が過去の自分を手放して

本質に還って自立していく、

変化していく姿を見せていくことが

教育だと思ってて。

そんな「問い」を重ねていきたい

皆さんにお目にかかるのを

楽しみにしています。

そして、子どもに寄り添う会話とは? ふたつほど例を用いて考えていきたいです。

 

 

「自由への教育」

 

【日時】7月11日(木)9時~12時

お時間ある方、ランチもご一緒に。

 


【場所】岸町公民館

JR浦和駅下車 徒歩10分

 


【参加費】2500円

当日お支払いください。

 


【定員】20名(残席9人)

 


★お申込み・お問合せは

satoiku.educompass☆gmail.com

(☆→@に変えてください)

まで、件名「7/11 自由への教育 申込」

次の項目を明記の上、ご連絡ください。

・参加者のお名前

・緊急連絡先

 

みんみんさん こと いのうえみはるさんのプロフィールなどは、

こちらの投稿の最後の方を

ご覧ください

soranone-school.hatenablog.com

 

 

www.facebook.com

 

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子どもにとっての幸福とは?

久しぶりの投稿となりました。

さといくeduコンパスのイベントが

来週ありますので、お知らせです。

 

【自由への教育〜わたしが実践してきた自由教育〜】

 

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勉強しなさいと言わなくても、

自分から勉強する。

 


ゲームの時間も自分で

適度に決めてのめり込まない。

 


出来事に対して、

自分なりの意見を持っている。

 


*** *** ***

 

 自由への教育とは、子どもが自分の行動に責任を持って選択し、生きていくことです。

子どもが、本当の意味での自由な生き方ができていたら、

自分で考え、判断し、自ら選択していきます。

 


そんなふうに、自分軸をしっかりと持ったお子さん4人を 育てていらっしゃるみんみんさん。

冒頭の子どもの様子は、そのままみんみんさんのお子さん達の様子です。

みんみんさんの子育て体験談をヒントに、皆様の子育てを、より豊かにしていただけたらと思います。

 


親は、子どもが幸福になってほしい、と思うけれど

子どもにとっての幸福って何でしょう?

考え方は様々ですが、

自分で選んだ人生を、自由に生き生きと過ごすこと、なのではないかと思います。

 


「自由への教育」今回のテーマは、これです。

 

 

 

 


【日時】7月11日(木)9時~12時

お時間ある方、ランチもご一緒に。

 


【場所】岸町公民館

JR浦和駅下車 徒歩10分

 


【参加費】2500円

当日お支払いください。

 


【定員】20名(残席10名)

 


*保育:別途500円かかります

 


【お申込み・お問合せ】

satoiku.educompass☆gmail.com

(☆→@に変えてください)

まで、

件名「7/11 自由への教育 申込」

次の項目を明記の上、ご連絡ください。

・参加者のお名前

・緊急連絡先

・保育が必要な方は、お子さんの性別・年齢もご記入ください

 

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 【講師プロフィール】

みんみん・いのうえみはる さん

 

4人の子どもの母親。

一人目の子どもが生まれた時、

ホームスクールで育てたいと、

自主保育で幼児期を育てる。

 

その後、シュタイナー教育

デモクラティックスクール他、

オルタナティブスクールや、

公立小学校など

子ども達と共に、様々な学校を選択。

 

現在、長女次女のお二人は、

自ら選んだ大学に見事合格、

夢に向かって、着実に歩んでいる。

 

長男は、小学校は「いっても行かなくてもいい」状態から、自分で進みたい中学を決め、小6の12月から中学受験の準備をして、見事合格。

 

次男は、現在小学校へ行く・行かない の選択を自らしている小学生。

 


どの子ども達も、いつもゆるがない自分軸を持っていきている。

 

 

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一人ひとりにあった学びを

そらのね学園では、

毎回楽しく取り組める学びプログラムを考え、

子ども達とスタッフと共に場を作っています。

 

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スタッフはジェネレーターという意識で、

子ども達の心に火を灯す役割を果たしています。

好奇心であったり、探究心であったり、

時にはコラボすることであったり。

 

そうした日々の積み重ねの中で、

子ども達は自分に自信を取り戻したり

新しいアイデアがどんどん湧いてきたり

大きな変化が見られるように成長しています。

 


それは、単に画一的なプログラムを行なっているからではなく、

ジェネレーターは常に子ども側に立ち、

一人ひとりの子どもに合わせた接し方をし、

その子の発したことを拾い上げ

共に面白がり

学びへとつなげています。

 

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一人ひとりの学びの集合体。

一人で学んでいるだけでは得られない

体験もあります。

それまで、一人で活動することの多かったお子さんが

今ではみんなと話し合う時間が増え、

楽しく活動しています。

 


受け入れられるお子さんの人数は限られてしまいますが、

必要とされているお子さんのもとに

私達スクールのことが、届けばいいなと

思っています。

 

身近な外国語を探そう

先週のそらのね学園の様子です。

 

5月15日(水)晴れ

朝の集まりのサークルタイム。

男の子3人集まると、ゲームの話しが止まりません。

私たちスタッフには、さっぱりわからない横文字がいっぱい出てくる。

そこをすかさずすくい取り、授業へとつなげていきます!

 

ゲームの中にも、たくさんの英語が当たり前のように使われています。

カタカナになっていると、日本語との区別もなく、フツーに使っていますよね。

と、いうことで午前中の授業

「身近な外国語を探そう!」のテーマにつながってます。

 

Minecraftってどこの国で作られたか知ってる?
アメリカ、イギリス、フランス、などなど色々な国の名前が出てくる。

なぜそうなのかを話し始める子も。

実は、スウェーデンなんだよ。

へー、スウェーデン❣️知ってるようで、よく分からない場所。

地図帳で調べてみました。

他にも、ロゴを見せて、こんな文字や

こんな文字もあるね、と。

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そこから、身近に表記されてる文字を

カメラでパシャリと集めていきます。

できればフィールドワークで、

街の中の看板とか見に行きたかったのだけど、

出かけられたのは1人だけ。

他の子は家の中にある文字を探しました。



外に繰り出た子は、精力的に外国語をみつけ、写真を撮っていました。

宅急便の後ろを追いかけてまで写真を撮ってきてくれました。

ローマ字の勉強をした後だったからか、

同じアルファベットの並びなのに、

ローマ字みたく読めなくて、

英語の表記を不思議に思っていた様子でした。

 

部屋の中を探す子は、

自分の服の文字、コピー用紙のパッケージ、クレヨンなどに書かれた文字を発見。

気がつき出すといろいろあるもので、

ドンドンパシャリ!

楓のマークをみて、カナダかな?との予測もしていました。

 

撮ってきた写真の文字を見ながら、

形を真似して書き、

意味も調べてみましたよ。

たくさん撮った写真があったので、

大変かな?と思ったけれど、

最後まで積極的にできていました!

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どの文字が何語なのか、まだまだ全然わからないけれど

興味を持って取り組めたことから、スタートです。

これは来週へと続いていきます。

 

 

お弁当の後、畑の野菜に水やりに行くと、

ナスの花が咲き、小さなピーマンが出来ていました。

枝豆も所々芽を出していました(^^)

植物の成長はあっという間ですね。

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午後は、アートの時間。
以前に描いた点描に、

今回はストーリー性をもたせたいなと思い、まずはお話を読みました。

 

スウェーデンのお話「魔法のつぼ」

展開がわかりやすくて、ドキドキする内容に、みんな一喜一憂。

フォルメン線描で、粗大運動をした後、

綿棒を筆代わりに、絵の具をつけて、

点々点々と描き始めました。

と、ただ点を打つだけでなく、

綿棒を横に転がして描き出す子も!

そこから木や空や花を描いていました。

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先程の話が印象的だったのか、

自分でもオリジナルのストーリーを展開させながら

何枚も絵を描き、絵本を作りたいと言っている子も。

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心が豊かに動いている時間は、

本当に心地いい😄

 

 

メタメタタイムでは、

寒天ゼリーを作りました。

固まる時間を短縮するため、氷水を張って冷やしました。

裏返しにした時の綺麗な仕上がりに、

思わずわぁーって歓声が上がりました✨
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そらのね学園では、

学校へ行くのが辛くなっているお子さん達に遊びに来てほしいなと思っています。

気になる方は、こちらをご覧ください。

そらのね学園で一日体験を! - そらのね学園*オルタナティブな小学校

言葉のちから と 夏野菜

今回は、

言葉のちから

それを意識した取り組みを行いました。

 

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5月8日(水)晴れ

GWで、子どもも大人スタッフも十分充電した後の、そらのね登校日。


よりちゃんが、GWに大阪まで行って学んできたワークを行って体をほぐしました。

スタッフも常に新しいことに挑戦しています。

 

決めセリフで決めよう!

午前中の授業は「決めセリフで決めよう!」

アニメや漫画の「決めセリフ」ってあるよね。

「これでいいのだ!」って知ってる?

バカボンのパパ~!

おそ松さんのアニメが最近あったからか、

絵のテイストが同じと気づいた子もいました。

その後、

さまざまなキャラクターたちの決めセリフを

みんなで言ってみます。

ちょっと強い口調のセリフや、

勢いのあるセリフ、

ほんわかしたセリフなどなど。

スタッフの好きなマンガの名言なども

大人も熱く語り掛けると

昔のアニメでも興味津々に聞いてくれました。



そして、「これでいいのだ~」ってへんなセリフだけど

失敗しちゃったときに「これでいいのだ~」「もう一度やればいいのだ~」

とか言ってみると、気持ちが軽くなるって話をして

みんなも自分で自分を励ましたり、リラックスできるセリフを考えよう!

となりました。

スタッフが伴走する中、それぞれの言葉が出てきました~。

 

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そこから、同じセリフでも、言い方が違うと印象が違うよ、と提案。

文字では表せない、言葉の強弱、音程などで気持ちを表す、

聞き手の印象が違ってくる、ということを伝えると、

早速Knちゃんが、お昼の時間を早めてほしい、という内容を

いろいろなテイストで、語り掛けてくれました。

最初は、脅しが入ってて上から目線な言い方だったので、

スタッフも絶対ダメって思ったけど、

何とか食べさせて〜と懇願する喋り方に変わってきて、

Knちゃん、そんなにお腹すいてるの?つらいねぇ、と

寄り添う感じに変わってきたよ。

くめちゃんも、自分がアニメオタクちょっと入っていると自覚もし、

とっても楽しい授業でした。

大人も自分の好きなことを熱く語ると、

そこから子ども達も触発されて発してくるものがある。

お互いの「好き」「気になる」から出てきたものを

混ぜ合わせていくと、新しい学びにつながっていきました。

 

 

夏野菜を植えよう


そして、午後の授業。

夏野菜を育てよう!

まず、みんなの知ってる夏野菜をあげてもらい、

その中で、仲間を見つけました(分類してみました。)

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トマトとなすが同じ科目ということに

みんなで、へ~とびっくり。

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それから畑へ!

鍬で畝を作って、枝豆と落花生の種を撒き、

ピーマン、ナスを植えました。

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水をあげる時、虹も見れたね。


みんなには、ミニトマトの苗をプレゼント。

育っていく様子を、教えてね。

おやつは、フルーチェ

晴れていて気温も高くなってきて

冷たいおやつが食べたいけど、作るのに時間がかかるのは

どうかな?と思ったけど、

フルーチェならすぐできました。

Knちゃんの、おやつ探究はつづきます。

今後どんなおやつをつくるのか、考え中!

いいアイデアがあればお知らせくださいね。

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計算もゲームと組み合わせれば楽しくできちゃう!

そらのね学園、

4月17日 の取り組みです。

 

今回は、算数の計算をテーマにした授業。

 

ひとつ目は、子どもとのやりとりの中で生まれた数字ゲーム。

数字のブロックにサイコロを当てて出た目を足し算。

その数だけポイントとして、コインがもらえます。

コインの両替や換算もやりたくて、お金カードも登場しました。


そして、ニアピン賞を設定し、一番金額が多かった人が勝ちではなくて、

一番金額が近かった人が勝ちというルール🌸


えー、どういうこと?

勝ちたい!勝ちたい!とエスカレートしやすい子どもたちの気持ちを、

ちょっと一捻りすることで緩和する作戦です。


ニアピン賞は誰かな?と数直線で表して、差を計算しました。

 

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次は、ナンジャモンジャカードを使ったゲーム。キャラクターの中から、5人選出して遊びました。


名前を自分たちで考えて、決めるところから大盛り上がり。ユニークな名前が思いついた子も。

引いたカードの名前が、なかなか出てこないけど、大人も負けていません😆

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そしてこの時も、たくさんカードを取れた人が勝ちではありません。

5枚のキャラクターカードそれぞれに

新たに倍率が加わり、

一体誰が一番なのか、

掛け算しないとわからないよ(^^)

 

普段は掛け算苦手な子は一生懸命思い出したり、助けを借りながら計算し、

掛け算習っていない子も、

その概念を教わり、たし算で計算してみたり。

みんな夢中になって計算してました!

 

二つのゲームをした後は、

自分でもゲームを思いついた!という子も。

カードとコインを組み合わせたゲームを考案‼️

時々ボーナスタイムが入ったり、

2/5と当たりを分数で表したり、

学習したことが変化して自分なりに工夫が見られました。

今年はこうした算数的な取り組みを

遊びながら楽しく行っていこうと計画中です!

 

午後からは、土の中ってどんな風?
ミミズやモグラになったとしたら、

土の中ってどんな感じ?
暗くてでも暖かい。
もう少し室内で深めたかったけど、

待ちきれなくて畑に行く準備を始めちゃう子どもたち。
早速、草取り、スコップと鍬も使って、土おこしをしました。


30cmは掘ろうね。と言うと、下のコンクリートが見えるくらいまで掘ってました✨たくましい!

 

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メタメタタイムは、担当の子が考案した煮リンゴとホイップクリームのおやつ作り。

パンからはみ出しちゃうくらい、たっぷり挟んで、お店に出せるくらい美味しかったよ✨
他の子は、ローマ字をやりたい!と言うので、

自分の名前が書けるように練習して、

最後はみんなの名前も書いてくれました。

 

自分のやりたいことが出来る時間、大切にしたいです。