そらのね学園*オルタナティブな小学校

「そらのね学園」は、2018.5〜2021.4に埼玉にあった、小学生のための小さな学びの場。

京都の小学校で真の『対話の授業』

先日、そらのねで開催した

子育て航海術の講師

渋谷聡子さんがずっと関わってこられた

京都の小学校で、

対話の授業が行われました。

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当たり障りのない会話からは、何も産まれない

 

渋谷さんとこれまで何回も研修を繰り返し、

当たり障りのない会話ではなく、

お互いの心の中から出てくる思いを語りあう、

対話を繰り返してきた先生方が、

子ども達と授業を行い、

その後、保護者の方々と先生方との

対話会の時間も作られたそうです。

 

子どもたちが大人になり、この世を終える時「どんな人生だった」と思ってほしいですか?

(中略)

 

長年の念願だった「保護者と教員の対話会」が実現しました。(今朝の京都新聞にも掲載されました!)

 

保護者と教員は、子どもの可能性を育む協働チーム。のはずなのに、コミュニケーションがうまくいかなかったり、何を考えているのかいまいち分かり合えなかったり。。

お互い、「立場」を意識しすぎた遠慮や構えでますます距離が離れ、すれ違っていく保護者と教員。

 

本当は、どちらも子どもを思う気持ちは同じ。
保護者にとってかけがえのない我が子。でも、先生方も自分の家族やプライベートを犠牲にしてまでも教員として子ども達のことを思い、日々がんばっている。

 

そんな保護者と教員が、それぞれの「役割」の帽子を脱いで、1人の人間同士として向き合えたら、必ずや通じ合えるはず。そんな想いから実現した場。

当日は、全クラスで「対話の授業」の公開授業をした後で対話会がスタート。これまでの教員研修ですっかり対話には慣れっこな先生方が、余裕の表情で、むしろワクワクしながらその場にいてくれる事が本当に心強い^^

(中略)

 

教員と保護者が、共に考え、対話するための問い。

『子どもたちが大人になり、この世を終える時「どんな人生だった」と思ってほしいですか?』

(中略)

どんな大人になってほしいか?という問いだと、

理想や「べき」が出てきがち。

でも、この問いから湧いてきた声は、子どもへの想いではなく、

「自分自身がどう生きたいか」という切なる願いだった。

(中略)

 

立場や役割、年齢や性別、、

あらゆるものを超えて、

「今」を生きる人間同士がお互いの命や願いに触れ合っていく。

 

詳細は渋谷聡子さんの記事をご覧ください。

 

https://www.facebook.com/groups/308707289239777/permalink/1872215939555563/

 

こんな対話、簡単にできるものではない、

確かにそうです。

でも、繰り返し、自分自身がどう在りたいのか、

評価軸を外に求めるのではなく、

本当の自分はどうしたいのか、

そこに、何回も向き合うことで、

どのように対話をしていったらよいのか

道が見えてきます。

 

埼玉でも、小学校といわず、

様々な場所で、これができたら、と思います。

この場を体験することで、

子ども達は、自分を見つめることができ、

そのままの自分を受け入れて、

生き抜くことができるのではないでしょうか?

 

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