そらのね学園*オルタナティブな小学校

「そらのね学園」は、2018.5〜2021.4に埼玉にあった、小学生のための小さな学びの場。

感情の授業

もうあと少しでクリスマスですね〜。

そらのね学園でもクリスマスのお話をしてみました。

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蜜蝋でつくったマリアとヨセフ

モコモコの羊さんがかわいいです。

 

感情の授業

さて、そらのね学園では、

3つの柱

・感性と創造性

・探究

・感情

 をあつかった授業を行なっていますが、

先日は感情についての授業をしました。

 

私達の感情の授業は、

「子育て航海術」という

NVC(非暴力コミュニケーション)などをベースにしたコミュニケーションの方法をもとに、

自分の中に湧き上がってくる感情について

どうあつかったらいいのか、

ということを学びます。

 11月14日には、

お母さん達も交えて、

子育て航海術のプチ版を行いました。

エンパシーサークルで、

お互いの思うことを、聞き合う時間になりました。

お子さんが、お母さんと同じグループになると話しにくいかも、とも思ったのですが、

私のグループは私以外はお母さんと小5の息子さんの3人でしたが、

お子さんからは、日常ではなかなか話せなかったような話もでき、

お母さんもそのことに気づいて、

とても深くつながれる時間となりました。

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 これは私のお話を聞いて、

皆さんが選んでくださったニーズカードです。

 

言いたいこと言っちゃえ〜

そして、先週12日には

子ども達だけでジャッカルパーティを行いました。

ジャッカルは相手や自分を責める象徴。

吠えていくイメージだけど

ライオンみたいに強くはない。

キリンは相手や自分を容認する象徴。

キリンは首が長い分、心臓が強いということで、心が強いということからきています。

 

でもその日のスケジュールを見て

ジャッカルパーティーって

何をするの? と疑問の子どもたち。


そんな中、大人から、

子どもの頃足が遅くて運動会が嫌だった話をして、

いつも雨が降ればいいのにー!って

思ってたことを強く叫びました。

 

そしてそこに、

ジャッカル君のぬいぐるみが登場!

自分が嫌だなぁと思ったこと、

腹が立ったこと、

言いたかったのに言えなかったこと、

ない?と聞くと、はい!はい!と手が挙がりました。


ジャッカル君は口パク人形なので、

手にはめて、自分の言葉で語り出す子ども達。

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「もー、幼稚園の時、こんな事されて、ホント嫌だったよー」

「先生の前でいい子にしてて、うちらの前で嫌な事してくる子いるよね」

「ゲーム買って欲しいんだ、ほんとは」

「学校で内緒で休んで寝てたい」

いっぱいあるよね。

ホントはしたかった事。

言いたかった事。

 

学校での嫌だった出来事を話す⚪︎くんに、◽︎さんは、

「言いたいやつには言わせておけばいいんだよ。

人の悪口言ったり弱みに付け込むやつは、

弱い人間なんだよー

気にしなくてもいいって。」

△ちゃんは、

「そういう事言う人は、

精神年齢低いんだよー」

とストレートな表現で励ましてくれました。

話をしてくれた子は

そうなんだ〜って顔して、

受け止めていたのが印象的でした。

子どもたちの関わり合いの中で学んでいくことがありますよね。

 

ジャッカルエネルギーがマックスになり、

ちょっと収まりきらなくなってきたので、

ここでキリンさん登場。


本音を話したからこそ、

じゃあ、どんな風に伝えればいいのだろう。

ホントはどんな風に言ってもらいたかったんだろう、と考えられる。

 

こんなこと言ったら悪いかもとか、

そんな考えを持つ自分は悪いやつとか

そんな風に思わなくていいんだよ。

ここは、みんな受けとめてくれる、

安心・安全な場だから話せること。

お互い話し合う事ができて、

スッキリした表情でした。

(ジャッカルパーティーの時は

相手が同じ場にいない内容の事が多いです)

1回じゃ終わらないね〜と

またジャッカルパーティすることを約束したのでした。

 

 対話を深めるワーク

来年、1月20日(日)に、

子育て航海術の講座を企画いたしました。

 

タイトル:

”主体的で対話的で深い学び”につながる

「子育て航海術」

 

講師は渋谷聡子さん。

 


子育ては大きな海を航海するようなもの。

子育て・教育関連の情報が多く溢れる中で、

自分や自分の子どもにとっては、

何が正解なのか?

子育てで自分なりの指針、

軸を持ちたいと願っているのは、

あなただけではありません。

 


特に、激動の時代を生きる

今の子ども達が必要とする教育、

身につけなければならない

スキル・資質は、

親である私たちが教えられてきたものとは大きく異なります。

 


2020年から改訂される

新学習指導要領では、

「主体的で対話的で深い学び」

が掲げられているものの、

それをどう学び、

身に着けることできるのか?

具体的なアプローチが教育現場でも

見えていないのが現状です。

 


「対話」には、

自分自身の心の中にある

真実の願いに気づく力が必要となります。

このワークショップでは、

共感コミュニケーション(NVC:非暴力コミュニケーション)

という手法をベースに、

自分自身の感情やその奥にある

願いに気づく体験を中心に進めます。

 


体験型のワークを取り入れ、

具体的な子育て・教育現場のシーンや

事例を扱うため、

日々の子育てや教育で実践 しやすい内容です。 

 
【日時】

〇1月20日(日)13:30~16:30


【場所】

〇春岡公民館 和室

http://www.city.saitama.jp/minuma/001/001/005/004/p000000d.html

さいたま市見沼区深作1-5-1(駐車場有)

東大宮駅東口よりバス(2番:「アーバンみらい」「ファミリータウン・アーバンみらい循環」行き)に乗って約10分「深作三丁目」下車3分

 
【定員】

〇30名

 
【対象】

〇子育て中の保護者、教育関係者、子育て・教育に関心のある地域の大人

★学生特別枠あり(高校生・大学生限定5名)

 
こんな方にお勧めです! !

◎親も子どもも、家族みんながイキイキと輝く子育てをしたい 

◎周囲の意見に振り回されず、自分なりの確信をもって子育てしたい 

◎多忙な毎日の中でも、子どもたち1人ひとりと向き合うことを大切にしたい 

◎ 子どもに接する仕事で、その子の個性や良さを引き出す関わりをしたい   

 
【参加費】

〇大人ひとり3,000円

★学生割引(高校生・大学生)

   ひとり1,000円

お支払いは当日お願いいたします。

 
※別室で未就学児の託児と小学生向けの遊びスペースも用意し、なるべくお子さんがいる方が参加しやすく形を取ろうと考えています。

〇託児(未就学児) ひとり 1,000円

〇小学生は楽しいワークショップ企画中 ひとり 500円

 

 ★お申込み・お問合せは

satoiku.educompass☆gmail.com

(☆→@に、変えてください)

まで、

件名「1/20 子育て航海術申込」にてご連絡ください。

・参加者のお名前

・お子様のお預かりを希望される方は、

 お子様のお名前、年齢(学年)、性別をお知らせください。

 


【講師ご紹介】

 渋谷 聡子 Satoko Shibutani  

ファミリーコンパス パートナーhttp://familycompass.jp/

エグゼクティブコーチ/組織変革ファシリテーター

 株式会社ベネッセコーポレーションにて、e-ラーニング新規事業等を立ち上げる。独立後は、エグゼクティブコーチとして「個人と組織の可能性を最大限引き出す」をテーマに、経営者、政治家、アスリート向けのセッションや組織変革コンサルティングを行う。

 近年では、新学習指導要領で文科省が掲げる「主体的で対話的な深い学び」の具体的なアプローチとして、全国各地の小学校で“共感コミュニケーション(NVC非暴力コミュニケーション)”をベースとした、対話中心の授業を展開したり、教員向けのファシリテーション研修を行い、児童の自己肯定感向上や職員の「働き方改革」等成果を上げている。


【共催】さといくeduコンパス埼玉、そらのね学園、見沼はるかぜキッチン

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